グラスウールの概要
グラスウールは住宅・産業用の保温・断熱材として多く用いられる短繊維(遠心法などで綿状としたもの)と、工業用として樹脂の強化材料などに多く用いられるガラス長繊維に大別されます。
ガラス長繊維は溶融された原料をフィラントとして取り出し集束剤によって糸状にしたもので、弊社が扱うグラスウール製品は主にガラス長繊維を材料として作られた耐熱・断熱材となります
同様の製法で高純度のシリカ、アルミナ原料を溶融、ゾルゲル法などで作られたシリカファイバー、アルミナファイバーは1000℃以上の高温に耐え、グラスウールを超える耐熱性を有しています。
特徴・比較
- 耐熱性が高く(600℃)不燃性です。(加熱初期に集束剤が焼失するために、若干の臭いと煙が発生します)
- 繊維径が太く長いために、ブランケット状の断熱材や布製品に加工された場合に耐熱性に加えて優れた強度を持ち合わせます。
製品種類
- グラスウールマット; ガラス繊維を解織し、ニードル加工でブランケットにした断熱材
- ガラスクロス・ガラステープ; ガラス繊維を紡織した耐熱布で、バルキー加工を施すことで断熱性も加えています。
- ロープ・スリーブ; 炉蓋・扉のシール用に角・丸断面に織り込まれた耐熱ロープ。電線・ホースの耐熱・耐火被覆用として筒状に織り込まれたスリーブなど多くの種類があります。
最高使用温度
住宅用のグラスウール(短繊維)はアルカリガラスが主な原料の為に不燃性ではあっても高温で常時使用することはできませんが、ガラス長繊維は無アルカリガラス(Eガラス)を溶融繊維化しているために高い温度まで耐えることが出来ます。
但し、表示しております耐熱温度は短時間加熱(8〜24時間)での強熱減量から上限使用温度の目安を示しているだけで保証値ではありませんので安全率を見込んで選択して下さい。
安全性
グラスウールは人工的に製造された非結晶繊維であり、繊維が壊れてもアスベストのように剥離して細くなることがないので肺にまで到達せず、ほこりと同様に鼻や気管支で除去され体外に排出されてしまいます。
グラスウール製品は過去50年以上安全に使用されており、動物実験や臨床例でもガラス繊維が原因と考えられる異常や所見が認められず発癌性物質には分類されていませんので、アスベスト代替の耐熱材料として安心して使用していただけます。
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