セラミックリボンテープ
セラミックテープ・ロープ等は特化則の規制対象となったRCFセラミックファイバーの後継として生体溶解性繊維(BSF)を主原料に、基線としてグラスファイバー・SUS線・インコネル線等を使用し、補強材として有機繊維(主にレーヨン)を添加して紡織した製品類です。
耐熱温度規格を450℃〜1250℃に分けていますが、これは基線となるグラスファイバーや金属線の耐熱温度を基準にしています。BSFはRCFと同様に繊維長が極めて短く単独では糸を形成できず織物にできません。
対策として基幹となる金属線等に有機繊維を添加したBSFを絡めて糸にしています。そのため摩擦には極めて弱くガラステープのように物理的にストレスが掛かる使い方はできません。
また、有機繊維を使用しているために加熱初期に於いて有機物が燃焼し終えるまで若干の煙と臭いが発生します。問題となる場合は予め焼成処理をした製品も用意しております。
特徴
- 柔軟性・断熱性・耐熱衝撃性に優れています。
- シリカクロスやアルミナテープ類と比較して安価 。
- 補強線の種類よって規格耐熱温度を450〜1250に分けています。
- 特化則規制対象の非晶質セラミックファイバー(RCF)は使用しておりません。
主な用途
- 各種加熱炉の炉前カーテン、熱処理徐冷用カバー
- 溶接火花防止、スパッタ防止、耐熱パッキング
- 煉瓦膨張代充填、炉扉シール 、水ホース耐熱被覆
- 内燃機マフラー高温部の養生、輻射熱の遮断、火傷防止
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